「自分の歯で一生食べられるように」

 現在、自分の歯でお食事ができていますか?

 50歳を過ぎてくると、部分入れ歯をはめる方が多くなってきます。その後、70歳をピークに、総入れ歯を入れる方が増えてきます。入れ歯は自分の歯と全く違います。そのため、食べにくく、お話しもしにくく、しかも、食事の種類や量が変わります。また、外出した際も、入れ歯にものが挟まり、入れ歯の管理に苦慮します。歯がなくなってからわかる、入れ歯のない人生が、どんなに楽であるかを。

 それでは、歯を長持ちさせるにはどうしたらよいのでしょう。
 虫歯を早期発見し早期治療すればよいのでしょうか。答えは、「ノー」です。
 初期の虫歯において、歯の表面をきれいにしておくと、溶け出したカルシウムは、歯に再吸収されます。歯を削るより、歯磨きを丁寧に行うことが重要となります。また、木やプラスチックの器材と同じように、だめになって削られて、補修された量が多くなると、歯ももろく、壊れやすくなります。かぶせ物になると、そのふちのお掃除が大変になり、虫歯や歯周炎に罹患しやすくなります。
 年をとると、自然と歯が抜けてしまうと思ってはいませんか。これも答えは「ノー」です。
 常に、歯磨きの仕方が上手であれば、一生自分の歯で、食事、話ができます。磨き方がうまくいかないと、年月の経過とともに、磨き残しが蓄積し、歯周炎が悪化します。そうすると、歯が自然と抜ける、もしくは、抜かなくてはならなくなるというわけです。

 歯が痛くなるまで歯科医院に通わなくてもいいと考えてはいけません。歯が痛くならないような磨き方を習得して、口の中を自分でしっかりと管理する、一生自分の歯で食べるために、年に2〜3回は、歯科医院に通うという発想に変えてみてください。また、入れ歯をはめている方も、今ある歯が抜かれないようにするため、定期的に歯科に通われることをお勧めします。

 食べられる、話せることが大事です。まれなケースを除いて、歯を抜くこと自体は簡単ですが、抜くことがないように頑張りましょう。

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